交通安全~見直そう交通ルールと交通マナー~

交通事故の多くは、ドライバーの安全運転義務違反や自転車・歩行者の交通ルール違反等が原因で起こっています。4月6日~15日は春の全国交通安全運動。新入学・新入園で道路を歩き始める子どもたちが多くなるこの時期、大人も子どもも、交通ルールとマナーをもう一度見直してみましょう。


ドライバーの皆さん、子どもや高齢者にやさしい運転を

 道路を通行するのは、自動車だけではありません。子どもやお年寄りまで、さまざまな年代の歩行者や自転車、バイクなども同じ道路を利用します。 道路では、頑丈な車体をもち、スピードも出る自動車は一番強い存在です。自動車が他の道路利用者とぶつかった場合には、事故の原因が相手にあったとしても、相手に大ケガをさせる危険性があります。ドライバーの皆さんは、そうしたことを念頭において、道路では細心の注意を払うことが重要です。 歩行者や自転車利用者の中には、横断が禁止されているところで道路を横断したり、信号を無視したりする等、ルールを守らない人もいます。思いがけない飛び出しには車も対応できないことを覚えておきましょう。

 また、住宅街や学校、公園、公共施設の近くなどでは、子どもや自転車が急に道路に飛び出したり、子どもが路上で遊んでいることがあります。住宅街ではスピードを落とし、歩行者や自転車に十分注意しましょう。昔からいわれていますように、車は急に停車できません。
 時速50キロの車ですと、止まるまでに24m進むといわれています。さらに、交通死亡事故は、夕方から夜間に多く発生しています。暗くなってきたら早めにライトを点灯し、安全運転を心がけましょう。


子どもたちに身につけさせよう 交通ルール&マナー

 子どもの交通事故は、歩行中、自転車乗用中に多く発生しています。その原因は、道路への急な飛び出しや、駐車・走行車両の直前・直後の横断、信号無視、自転車乗用中の安全確認や一時停止の怠りなどです。子どもの歩行中の交通事故の半数以上は、本人の交通ルール違反が原因で起こっています。

 子どもの交通事故を防ぐためには、子供に道路にはさまざまな危険があることを理解させ、交通ルールをきちんと身につけさせることが重要です。子供と一緒に、自宅周辺の道路を歩き、どのようなところが危ないか、なぜ危ないかを確認し、そのような場所ではどのようなことに注意したらよいかを、話し合ってみましょう。

 また、次のような交通安全の基本ルールを教え、身につけさせることも大切です。
まずは大人が交通ルール・マナーを守る姿勢を見せ、子どものお手本になりましょう。


自転車は車両の一部 正しく安全な利用を!

 近年、自転車の交通事故の割合も増えています。自転車乗用中の交通事故は、3分の2が自転車に乗る側の交通ルール違反によって起こっています。15歳以下の子どもでは違反のある者の割合が4分の3と、特に高くなっています。

 自転車の交通ルール違反で特に多いのは、一時不停止や安全不確認。一時停止の標識がある交差点では自転車も一時停止をしなければなりません。一時停止や安全確認をせずに急に飛び出したり、急に曲がったりして事故が発生しています。また、左側通行を守らずに右側を逆走する、携帯電話を使いながら運転する、二人乗りや無灯火で運転したりすることなどが事故のリスクを高めます。自転車が関連する交通事故では、自転車が加害者となって歩行者にけがをさせるケースも少なくありません。

 自転車はだれでも気軽に利用できる身近な乗り物ですが、道路交通法では「軽車両」として位置づけられ、自動車やバイクと同じようなルールが定められています。違反した場合には、罰金も科せられます。また、自転車で交通事故を起こすと自動車の場合と同様に「刑事責任」と「民事責任」を問われることになります。交通事故を防ぎ、自転車を安全に利用するために、自転車を利用する際の「交通ルールとマナー」をきちんと守りましょう。

 

高齢者の皆さん、夜間出歩くときは明るい服装で

 交通事故の発生件数や死傷者数は減ってきていますが、全体に占める高齢者の割合は年々増えています。
 高齢者の交通事故で特に多いのは歩行中の事故です。高齢者の歩行中の事故は、夕方の暗くなり始めた時間帯に多く発生しています。この時間帯は、ドライバーから歩行者などが見えにくくなる時間帯です。歩行者が交差点や道路を横断するときに、「ドライバーから自分が見えるだろう」と思っていても、ドライバーから見えにくく、事故に至ってしまうケースがあります。夕方から夜間に出歩くときは、白っぽい服装をしたり、反射材をつけたりして、ドライバーの目につきやすい工夫をしましょう。

 また、高齢者の歩行中の交通事故でも、3分の1が交通ルール違反によるものです。
信号無視はしない、横断歩道では青信号でも左右の確認をしてから横断するなど、高齢者の皆さんも、初心にかえって交通ルールを守りましょう。
最近では、高齢ドライバーの増加に伴って、高齢者が交通事故の加害者となるケースも増えてきています。加齢とともに、体力や反射神経、判断力などは変化していくものです。安全な運転をするためにも、自分を過信せず、交通安全講習会、実技研修、運転適正検査などを定期的に受け、自分の運転能力の変化をチェックしましょう。
 また、周囲のドライバーが高齢ドライバーに配慮することができるよう、70歳以上のドライバーの方には、「高齢運転者標識(高齢運転者マーク)」を付けることをお勧めします。