豆知識

警備の仕事にはどのようなものがありますか?

 警備の仕事は、街やビルなど人々の暮らしの安全・安心に直接関係のある、社会的責任の重い仕事です。警備会社は、人や団体など、警備を受けたいお客様と契約を交わし、お客様の生命・身体・財産などが侵害されないように、事件や事故の発生を防ぐ仕事をしています。
 お客様の需要に応じて、事故や事件を防ぐ仕事が警備業ですので、自社の社員が自社ビルの巡回をしたり、ボランティアでの町内パトロールをすることなどは、警備業ではありません。
 くらしの中の様々な場面で、警備員の姿を見かけると思いますが、警備業については「警備業法」という法律でいろいろなことが定められており、ここでの「警備業務」としては大きく次の4つに分けられています。

1号警備

 施設警備業務(ビルや一般住宅、遊園地や駐車場などの施設を警備。監視カメラやセンサーなどを設置して、離れたところで監視する機械警備業務も含みます。)

2号警備

 交通誘導警備業務または雑踏警備業務(駐車場・工事現場での誘導警備、祭礼やイベントなど大勢の人出がある場所での誘導警備。)

3号警備

 輸送警備業務(現金や貴重品、核燃料等の運搬を警備。)

4号警備

 身辺警備業務(いわゆるボディーガード。携帯型の端末で身辺を見守るサービスなども含みます。)


※ 警察庁の調べによると、平成28年 7月末現在、9,342業者で前年より102業者(1.1%)増加しており、昭和47年11月の警備業法施行当時(775業者)と比べると、12.1倍となっています。